[校門前] 琴葉 茜 :  

[校門前] 琴葉 茜 :  

[校門前] 琴葉 茜 : ん~

[校門前] 琴葉 茜 : さて

[校門前] 琴葉 茜 : どう理由付けたもんか

[校門前] 琴葉 茜 : ああ

[校門前] 琴葉 茜 : 思いついたように

[校門前] 琴葉 茜 : スマホを開いてL○NEに入れる

[校門前] 琴葉 茜 : "忘れモンしたんで一旦戻ります、先帰っててえーで"

[校門前] 琴葉 茜 : それを入れて、辺りの様子を見ながらささっと校舎に戻るのだった

[校門前] 琴葉 茜 :  

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「到達!」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「……あら?」

[校門前] 島村 抱月 : 「あの様子ならそらそうか……」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「……そんなにも」

[校門前] 島村 抱月 : 「普通に帰りたいって感じじゃなかったしね」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「……そう、でしょうね」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「しかし、こうも避けられると……」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「燃えますね」
「かなり傷つきますが、それを起爆剤に変えます」

[校門前] 島村 抱月 : なんだこの人……

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「キリガクレの女は地雷とお捉えください」

[校門前] 島村 抱月 : 「そ……そっか……」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「では、さっそく琴葉様を迎えに行きますよ!」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「騙してボカしてはいさようなら、など無礼にも程があります!」

[校門前] 島村 抱月 : 「人の懐に踏み入る方が無礼だと思うんだけどなあ」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「友人に全く懐を許さないのは、無礼を超えた無情ですよ」

[校門前] 島村 抱月 : 「まあ……そうかもね」

[校門前] アヤ・キリガクレ : 「では、いざ!!」

[校門前] アヤ・キリガクレ : おー!と急かして校舎へと急行する

[校門前] 島村 抱月 : 私はそれを後ろで見送っていたのだった……

[校門前] 島村 抱月 :

[校門前] 島村 抱月 :

[校門前] 島村 抱月 : もう一度ここに来るまで長いことかかったもんだ。

[校門前] 島村 抱月 : 「くぁ……」

[校門前] 島村 抱月 : 伸びと欠伸をセットにする。気疲れした。

[校門前] 島村 抱月 : 明日からどうすればいいんだろうね。
皆素知らぬ顔してくれれば楽なんだけど。

[校門前] 島村 抱月 : 「……まあいいかあ」

[校門前] メチャ子 : 同じく玄関前に

[校門前] メチャ子 : 今回はまあ収穫はあった方か、今だに恐怖というものがよく分かってないが

[校門前] 島村 抱月 : 「メチャ子ももう帰るんだ?」

[校門前] 島村 抱月 : この子ずっと付いてくるな。

[校門前] メチャ子 : 「そうね、やること済んだから」

[校門前] 島村 抱月 : 「へ~!」

[校門前] 島村 抱月 : 「んじゃ、私こっちの方だから」

[校門前] 島村 抱月 : メチャ子の帰りそうな方面と違う方向に、少し家に遠回りしてでも足を向ける。

[校門前] メチャ子 : 「そう、それじゃまた」

[校門前] 島村 抱月 : 「じゃあね~」
また、とは言うまい。

[校門前] メチャ子 : 「今日は楽しかったわ」
帰り際にそんなことを呟きながら

[校門前] 島村 抱月 : 「…………」

[校門前] 島村 抱月 : ……一方的に身を引こうとしてそう言うこと言われるのも困る……

[校門前] 島村 抱月 : 「……またね~」

[校門前] 島村 抱月 : 聞こえるかどうか知らないけど、それだけは絞り出してから……一人で帰路に就いた。

[校門前] 島村 抱月 :

[校門前] 島村 抱月 :